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| PROFILE |
Author:斉藤@編集室。
スーパー耐久をはじめとしたモータースポーツや自動車全般を主に、陸海空の交通に関するハード&ソフトの両面について取材活動や執筆制作活動を展開。 車については乗用車はもちろん、商用車、トラックや特殊車両まで守備範囲は広い。 モータースポーツは主催者側と参加者側の両方を経験して現在に至る。 北海道出身、東京都在住。
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| 第15回 十勝24時間レース・6 |
20日(日)の15時にスタートした「第15回 十勝24時間レース」。 もちろん日付が21日に変わっても戦いは続き、「大会公式ブログ」でのレースレポートも休むことはありません。
今回はピットレポーターさんからも次々にピットイン情報が寄せられたため、ドライバー交代やピットでの作業内容を逐一ブログでレポートすることが出来ました。 特にドライバー交代の情報は、昨年までのブログレポートでも「誰が乗っているのかを知りたい」という多くのご要望があったので、今回は質・量ともに昨年よりも大幅にレベルアップしたレポートをお届けできたのではないかと自負するところです。
私がひたすらにレポートを配信している傍らで、社員嬢はプロカメラマン氏が撮影した写真のリサイズなどを行なってフォトギャラリーのコーナーを随時アップしていくという分業体制。 深夜には社員嬢が仮眠、その間は私が一人でレポート配信を続行。
社員嬢が戻ると、私はレポートを任せてパドックの様子見。コメントを集めたりしては無線で社員嬢に伝えてアップしてもらうという流れで作業はレースフィニッシュまで続きました。
第1回から色々な立場で「十勝24時間レース」を見てきましたが、総括すると今年ほど激戦が各クラスで展開されたレースも無かったように思います。 ネット観戦されていた皆さん、そしてもちろん現地で観戦された皆さんにとって、面白い一戦になったのではないでしょうか。

決勝正式結果や表彰式の模様までをアップして、取り敢えず現地からのライブレポートは終了。 19時ころにサーキットを後にして夕食、あとはホテルに帰って爆睡、今年も無事に「十勝24時間レース」が幕を閉じました。
なお、「第15回 十勝24時間レース・公式ウェブサイト」、「第15回 十勝24時間レース・公式ブログ」ともに、今後もフォトギャラリーの追加や、スーパー耐久シリーズの情報をお届けいたしますので、引き続きご覧くださいませ!
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| 第15回 十勝24時間レース・5 |
いよいよ「第15回 十勝24時間レース」の決勝スタート日を迎えました。
すっきり青空とは残念ながらいかなかったものの、多くのお客さんが朝から十勝インターナショナルスピードウェイに詰めかけて大賑わい。 ピットウォークなどの人出もなかなかのものでしたが、聞いたところではグランドスタンド裏でのイベントも盛況だったようです。
いつもならばピットウォークや決勝スタートは撮影に従事するのですが、今回は「第15回 十勝24時間レース・公式ブログ」でのリアルタイムレースレポートの運用があるので撮影は最小限。ほとんどをプロカメラマン諸氏におまかせです。
ということで、レース中の大半はコントロールタワー内の一室で過ごすことに。 ラップチャートとコース内の模様を映す2台のモニターを前にして、無線機2台、受信専用機1台を装着。 ピットレポーターさんと交信したり、いろいろと寄せられる情報、モニターに映る内容から判断して、次々とブログ記事をアップしていきます。
途中、昨年に続いてブログシステムにトラブル発生! かなり焦ったのですが、なんとか急遽別のブログを用意して乗り切ることに成功。
前夜、少々疲れることがあったので体力面の心配が残っていたのですが、なんとか眠気に襲われることもなく日付が変わって行ったのでした。

なお、写真は岩谷産業株式会社が所有する燃料電池自動車「トヨタFCHV」と、十勝で植物由来のアルコールをガソリンに10%混合した"E10燃料"の実証実験に使われている「日産ムラーノ E10」。 ともにレースと同時開催される「北海道エコカーフェスタ =ecoezo2008=」に展示されたのですが、決勝スタート前にはオフィシャルカーのお手伝いもしました。 FCHVは決勝スタート5分前にコースの安全を最終確認してコースクローズをする"赤マーシャルカー"、ムラーノE10はフォーメーションラップの先導車をつとめました。 燃料電池自動車やE10燃料車がサーキットのオフィシャルカーをつとめたのは、世界的にもまだまだ前例は少ないと思います。
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| 第15回 十勝24時間レース・4 |
「第15回 十勝24時間レース」、本日は公式車両検査とフリー走行が行なわれます。
比較的ノンビリと十勝インターナショナルスピードウェイに入り、まずは公式車両検査の模様を写真撮影。
フリー走行は撮影に赴く時間的な余裕がなく、コントロールタワーの中に設けられた一室で「第15回 十勝24時間レース・公式ウェブサイト」関係の作業を続けていました。
そうこうしているうちにフリー走行やサポートレース関係の練習走行が全て終了。 そしてコース上では"お約束"の記念撮影タイムが始まったのです。
ここ十勝では、チームが良く記念撮影をしています。 ドライバーはもちろん、大勢のスタッフがマシンを囲んでのカットは、メディア主体で撮影されるものと、チーム自身が記念撮影として行なうものがあります。

コース上で行なわれたのはメディア主体のもので、日産系チーム7台の集合写真撮影と、少し離れた場所でPETRONASの2台の撮影が行なわれました。
この時間帯、他のチームの関係者もピットロードに出てきて、サインガードから携帯電話やデジカメで撮影している人が多数。 特にGT-Rの存在は多くの方々の興味を惹いていたようです。
なんとも「十勝24時間レース」らしい、和気あいあいとした雰囲気が漂っていたパドック。
しかし、いよいよ明日からは雰囲気が一変、長く過酷な戦いが幕を開けます。
この日は早めの時間にサーキットをあとにして明日からのレース本番に備えます。 夕食はお気に入りの居酒屋さん、一昨日も実は行ったのですがメニューも豊富なので飽きないものです。
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| 第15回 十勝24時間レース・3 |
今日も朝から十勝インターナショナルスピードウェイに入りました。
金曜日はサーキットが設けたフリー走行枠とスーパー耐久の参加者団体による専有走行と、多くの練習走行時間が設けられています。
ということで「第15回 十勝24時間レース」に関する現地での仕事も本格化。 昨日、空路帯広入りした社員嬢と手分けして、私は取材や撮影に専念、他のシリーズ戦と同様に走行受付業務は社員嬢が担当。
十勝インターナショナルスピードウェイは"勝手知ったる元職場"ではありますが、職員の頃にはコースサイドのレスキューロードに入る機会はあまりありませんでしたし、ましてや1コーナーアウト側の撮影ポイントには一度たりとも足を踏み入れたことがありませんでした。
ということで新鮮な景色を堪能しつつ(?)、撮影や「第15回 十勝24時間レース・公式ウェブサイト」の更新などに従事。
この日は日没から夜間にかけての走行もあるので、ナイトセッションの写真撮影にもチャレンジしてみました。 まぁ、シロートにちょっと毛が生えた程度の腕なりに、色々なカテゴリーで場数だけは踏んでいるので、なんとかそれなりのカットを撮影できて一安心。
夜間走行ではHIDヘッドライトや補助灯の青白い光が幻想的で、さらにブレーキローターが真っ赤に焼ける様が24時間レースの雰囲気を盛り上げてくれます。 しかし最近のスーパー耐久ではブレーキの特認パーツが存在することから、以前よりは真っ赤に光るローターが減ったように思います。

代わって今回から全車に触媒装置の装着が義務づけられたので、後ろ姿ではテールランプの灯よりも赤く光る触媒が目立つようになりました。
触媒装着はモータースポーツにも一層の環境対応が求められている今日では必須。 しかし余りにも赤々と光る様に、一抹の不安も感じてしまったのでした・・・。
走行終了が遅い時間になったので、ホテルに帰ったのは日付がかわるころ。 その前に市内でお食事、社員嬢お気に入りの焼肉屋さん「南大門」でお腹を満たしたのでした。
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| 第15回 十勝24時間レース・2 |
今日もお昼前に十勝インターナショナルスピードウェイ入り。
いよいよ参加チームの大半もサーキットに入り、パドックにはトランスポーターがズラリと並びました。
そして各チームは運んできたレーシングマシンや機材、スペアパーツなどをピットに搬入、設営を行います。 「十勝24時間レース」の場合は通常よりもスタッフの人数が多いというケースもありますし、食事をケータリングや自炊でまかなうためのスペースも必要。
そこはパドックやピットが広い十勝インターナショナルスピードウェイですから手狭な感じは一切ありませんが、いかに効率的なレイアウトを造り上げるかもチームの腕のみせどころです。
またピットロードの作業エリアに照明を用意するのも「十勝24時間レース」ならではの風景。 やぐらを組んで蛍光灯などを取り付けますが、ここにも各チームならではのアイディアを見て取ることができます。
さて、天候は朝から曇りとすっきりしない空模様でしたが、午前中からスポーツ走行枠が設定されており、何台かのマシンがコース上に姿を見せました。 昨日のうちの設営を終えたPETRONASのBMW Z4Mは2台ともに午前中から走行。連勝街道独走に向けて準備を整えているといった感じです。
対するライバルも午後には「ENDLESS ADVAN Z」がコースイン、昨年の十勝勝者だけに連勝に待ったるべく周回を重ねました。

16時からの最終枠には他のクラスのマシン達も参加。 そして中でも注目を集めたのが「MOTUL NISMO GT-R」。あくまでもパーツや油脂類のテストというコンセプトでの参戦であり、マシンも本格的に作り込まれたレース仕様ではありませんが、現行型GT-Rにとって市販車ベースのレーシングマシンはこれが世界初。 市販車に近いということは、GT-Rの素性が試されることにもなるわけで、GT-Rファンならずともその戦いぶりが気になるところでしょう。
明日も練習走行が行われ、夕方以降も20時まで走行枠が設けられています。 空模様は今日の16時から雨が降り始め、今も帯広・十勝地方は雨が降り続いています。 しかし夜のうちに降りきってくれれば、明日は最悪でも午後からはドライ路面になってくれるのではないかと期待しているところです。
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| 第15回 十勝24時間レース・1 (セッティング日) |
いよいよカレンダーも水曜日ということで週の半ば。 この週末は北海道・更別村の十勝インターナショナルスピードウェイで「第15回 十勝24時間レース」が開催されます。
ということで、今年初めての十勝インターナショナルスピードウェイ入り。 当方では「第15回 十勝24時間レース・公式ウェブサイト」と、「公式ブログ」の制作運用を受託しているので、特に決勝レース中に行う公式ブログでのリアルタイムレースレポートに向けてのセッティングを行います。
セッティングは大きく分けて「作業スペースの構築」「インターネット通信環境の確保」「段取りの打ち合わせ」という感じですが、打ち合わせはこれまでも電話やメールで頻繁にやりとりしているので問題なし。 作業スペースは例年使っている部屋があてがわれたので、机や椅子のレイアウトを整え、部屋に射し込む太陽の光を和らげるためポスター類を貼って完了。 いつも問題なのはインターネット通信環境の確保で、昨年もこれに相当の時間を費やしました。 ところが今年はサーキット側のインターネット環境が変わったため、何の問題もなくLANケーブルをパソコンに接続するだけで通信することが出来ました。
ということでセッティングは比較的あっけなく終了。

ちょっと時間の余裕もあったので、タイヤサービスのトランスポーターをパドック内で撮影してみました。 大型車はサーキットでもなかなか撮影する機会やロケーションがないので、貴重なカットです。
ちなみにチームの搬入一番乗りは「PETRONAS SYMTIUM BMW Z4M COUPE」。早々にトランスポーターから機材をピットに搬入して設営をスタートしていました。 しかし事実上、今日の段階で設営に着手したのはこのチームのみ。明日、大半のチームは設営を行いますが、不安定な空模様が気になるところです・・・。
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| 勝利の方程式 |
私もナンダカンダでモータースポーツに携わるようになって15年以上経ちますが、近年は"伝える側"として取材やインタビューを重ねている中で、「強さとは何か」というものが段々見えてきたような気がします。
それはタイトルにもつけた「勝利の方程式」があるか否か。 このフレーズに似たものはスーパー耐久では常に強いチームを率いることで知られる鈴木哲雄氏のガレージ"SHIFT(シフト)"さんのウェブサイトなどでも使われています。

レース、特にスーパー耐久は「チームの総合力」が勝負を分けると私は常々思っています。レースの要素としてはマシンとドライバーの速さが最も注目を集めるところですが、例えどんなにお金をかけて作ったマシンに超一流として名を知られるドライバーを乗せたところで、勝ち続ける事は難しいでしょう。
耐久レースは一見、その時々にステアリングを握っているドライバー同士の戦いに見えるかもしれません。しかし実態は完全な"団体競技"であり、チームの強さが好成績に間違いなくつながってきます。
チームの強さとは何か。 スーパー耐久なら、信頼性が高く速さを兼ね備えたマシンがあること。 一発の速さも重要ですが、コンスタントラップを刻みマシンを労る走りが出来るドライバーがること。 そしてここからが重要ですが、監督はもちろん、メカニックやチームマネージャーといったスタッフ全ての能力も「チームの総合力」を構成する大きな要素になってきます。
もちろん単に"勝つ"ということだけに拘れば、どこかを特化させたり運が味方につくなどして優勝を飾る事も可能ではあるでしょう。 しかしそれはいわゆる"タナボタ"のようなものであり、真の強さなのかどうかを見極められなければ大きな勘違いに陥ってチームの成長が止まってしまう恐れがあります。
例えば強豪チームの真似をして綿密な作戦やシミュレーションを行ってレースに臨んだとします。もちろんこうした"頭脳戦"は今や欠かせない要素ですから、この分野の能力を伸ばす事はとても重要。 しかし、裏打ちの無い作戦やシミュレーションは、単なる"空想"や"妄想"に過ぎません。
その"空想"や"妄想"が現実の中で破綻したときにどうするか。また"空想"や"妄想"にしないために、いかにそれを実践するだけの能力をチームが持てるのか。
こうなると、チームを全体として高いレベルに造り上げるための能力がとても重要になってきます。 それは人材育成であり、資金調達であり、創意工夫であり、とにかく時間と手間がかかるもの。代表者や監督といったチームの首脳陣には、チーム育成を図って総合力を高め、本当の"強いチーム"を創るという大きな使命があるわけです。
「ここでこうなって、この時にこうして・・・」と作戦を考えるばかりでは、先にも言ったように妄想に過ぎない可能性があります。 なぜこうなるのか、どうしてそうするのか、といったことを、他力本願的な要素ではなく、自分のチームの力で裏付けられなければなりません。
ドライバーやチーム関係者など、実に多くの方々と交流させていただき、インタビューなどでお話しお聞きしてきた中で、重く受け止めた言葉があります。 それはある一流ドライバーさんの言葉ですが、「チームに対して不満は無い。ただしより良くするための希望や要望はどんどん言う」というもの。
チームを構成する一人一人が前向きな成長指向を持っていることと、明確なビジョンを持って牽引する首脳陣がいれば、少なからず時間は要するでしょうが最終的に高い総合力を持ったチームが出来上がり、強豪として名をはせることになるのだろうと思っています。
スーパー耐久シリーズもいよいよ次は「十勝24時間レース」。 総合力の高さを色々な形で見せるチーム、自らを高めようと努力するチーム、総合力不足で涙を呑むチーム。 モータースポーツの厳しさ、そして醍醐味が明確に現れる、それが24時間耐久という舞台であると思います。
フォトギャラリー|2008 スーパー耐久シリーズ 第3戦
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