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    斉藤@編集室。
  • Author:斉藤@編集室。
  • スーパー耐久をはじめとしたモータースポーツや自動車全般を主に、陸海空の交通に関するハード&ソフトの両面について取材活動や執筆制作活動を展開。
    車については乗用車はもちろん、商用車、トラックや特殊車両まで守備範囲は広い。
    モータースポーツは主催者側と参加者側の両方を経験して現在に至る。
    北海道出身、東京都在住。
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  • 新興勢力たちの実力とは・・・?
    私の出張は基本的に車での移動なのですが、やはり短期間に九州や北海道を往復する必要も生じてくるので、年に10回程度は飛行機を利用しています。

    昨年までは「日本航空 (JAL)」派でしたが、年末の一件を最後に"金輪際、お金を払っては乗らない(=カード利用でついたマイルが溜まったりした場合などタダなら乗る)"と決めたので先のラリー取材出張でも「全日空 (ANA)」を利用しました。

    ようやく東京国際空港の第2ターミナルにも慣れてきた今日このごろ。
    往路は快適に退役が進む「エアバスA320」での空の旅を堪能(と言っても、ほとんど寝ていましたが・・・)。

    そして復路ですが、時間的にちょうど良いスケジュールの就航便は「スカイネットアジア航空 (SNA)」との共同運航便でした。



    同社は1997年に設立、2002年に就航を開始した新興勢力の航空会社。航空業界の規制緩和によって生まれたいくつかのキャリアのひとつで、宮崎-東京便を低運賃で結ぶことなどを目的として地元主導で創業しました。

    しかし他の新興勢力と同様に、そう簡単に大手キャリアに太刀打ち出来るはずもなく、また"価格"以外のセールスポイントもなかったために経営状況は悪化。
    産業再生機構の支援を経て、現在ではコードシェア便を運航するなど「全日空 (ANA)」との関係を深めています。

    私はこの「スカイネットアジア航空 (SNA)」に搭乗するのは初めて。
    どんなものかと興味がありましたが、まず機材については横方向に余裕のある革張りシートで快適性は高いものです。ただし、少々機内の汚れが目につきました。

    そして接客対応ですが、レベルが低いといわざるを得ないでしょう。全体的に"大手を懸命に真似している"という印象で、SNAらしさを感じることがありません。
    客室乗務員の接客も、どこかマニュアル通りといった感じです。

    さらに問題なのは安全性への取り組みレベルが低い面。

    ●新たに5人病歴隠し SNA 国交省、適切な教育指導
    MSN産経ニュース (産経新聞)  2008年6月2日 11時36分

    このような言語道断の内容と言える報道もありましたが、私の搭乗した便でも安全性への取り組みが甘いと思われる光景がありました。
    宮崎を出発するため、最終の確認作業が行われていた時のこと。搭乗機の客室乗務員は3名、機内をまわって手荷物収納状況やシートベルトの着装状況を確認してまわります。

    しかし、あるオーバーヘッドストウェージが入れられた荷物が多すぎて扉が閉まらなくなっていました。
    そこに3人の乗務員が集まり、中の荷物を動かすなどしてなんとか扉を閉めようとしています。

    その時、ちょうど乗務員の背中側に位置している座席に座っている20代半ばくらいの女性が、延々と携帯電話を開いてメールのやりとりをしていたのです。
    詳しくは遠目ゆえにわかりませんが、仕草からして「発信→着信→発信」と繰り返していた様でした。
    マナーモードになっているのか、操作音や着信音は鳴らず。

    そして扉を閉めた乗務員は、このあと通路を何度も最終確認のために往復するのですが、携帯電話を開いたままの女性に全く気づくことがなかったのです。
    最後は女性が携帯電話をプッシュバック開始後に自分のハンドバッグにしまい込んでいましたが、果たして電源は切っていたのかどうか・・・。

    要するに、客室乗務員の目は"フシアナ"だったということです。
     
    ●機長2人辞めたら計168便が運休 大丈夫?スカイマーク
    MSN産経ニュース (産経新聞)  2008年6月2日 17時19分

    新興勢力の中ではもっとも成功していると言われる「スカイマークエアラインズ (SKY)」ですら、この有り様。

    さらに就航前から経営が立ち行かなくなってしまっていた「北海道国際航空 (AIR DO)」は、ようやく初の配当を行うそうですが、2期連続の赤字でなかなか状況は好転しないようです。
    先に発表された経営陣の人事についても、役人OBが相変わらず社長を務めるそうで、あまり先行きを期待できるものでもありません。

    航空業界の規制緩和は良いことだったと思います。
    ただ、航空業界を余りにも簡単に考えすぎて参入してきた新興勢力が多かったことが、現在の状況につながっているような感じもしています。
    運賃が安いだけなら、本気で対向してくる大手キャリアに勝てるはずがありません。
    "地元の会社だから乗ってくださいね"だけがセールスポイントだとしたら、今のご時世そんなに甘くもないと思います。

    私は個人的にこれら新興勢力については全く積極的に選ぼうという気にはなりません。今回の経験により、共同運航便でもなるべくならば選択肢からは除外するようになると思います。

    ただ、広告センスなどがちょっと気になる「スターフライヤー」には、なんとか一度は機会を設けて搭乗してみたいと思っているのですが・・・。
     
    >> 「第15回 十勝24時間レース」 公式サイト
    >> 「第15回 十勝24時間レース」 公式ブログ

    【2008/06/02 23:00】 航空・鉄道・海運 | TRACKBACK(1) | COMMENT(0)
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