静かな海沿いに現れたリゾート施設

【2008年8月11日 20時00分/青森県西津軽郡深浦町大字舮作】

車は国道101号に入り、右手に日本海、左手にはJR東日本五能線とともに進んでいきます。

夕陽も既に水平線の彼方へと隠れている日本海は、代わって空から月明かりに照らしだされています。空と海で微妙に色合いの異なる深い藍色が織りなすグラデーション、そして遠くには漁火の灯も見えて、昼間とはまた異なり落ち着いた感じの素晴らしい車窓風景が広がります。

深浦町に入って市街地を過ぎると、山を迂回して日本海にチョコンと突き出している艫作(へなし)崎方面へと国道101号が続きます。

市街地には全国で見かけるスーパーマーケットもあるなど、生活の利便性は高まっている印象でした。
しかし市街地を過ぎると再び静けさが取り戻され、月明かりとHIDヘッドライトの青白い光が照らしだす道を淡々と進んでいきます。

このあたりはやはり漁業が大きな産業のようで、大小いくつもの漁港を見てきました。
今も運転席側の窓から見える日本海の沖には漁火が見えますが、その数はほんの僅か。やはり石油価格高騰の深刻な影響によるもので、夜間の漁を控えている漁業関係者も多いそうです。

さて、そうこうしているうちに、カーナビゲーションのモニターに変わった名前の駅を発見。
五能線の駅は道に並行して走っているためいくつも見てきましたが、やはりローカル線の情緒にあふれるものばかりでした。
しかし表示されている駅名は少々趣が異なります。

そこで立ち寄ってみると、そこにはヨーロッパ調の建物が並ぶリゾート地がありました。

その名も「ウェスパ椿山」。駅名にもなっているこの施設には、宿泊施設としてコテージがあるほか、レストランや温泉、物産館、体験型観光施設などが集約されていました。



写真は「ウェスパ椿山駅」、ここには「リゾートしらかみ」も停車します。

この地は日本海の夕景や恵まれた海産物はもちろんですが、さらに「世界遺産 白上山地」の玄関口という大きな観光資源があるので、このような施設も成立するということなのでしょう。

ちなみに「ウェスパ椿山」は「株式会社ふかうら開発」という第三セクターが運営しています。



 

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斉藤@編集室。

  • Author:斉藤@編集室。
  • スーパー耐久をはじめとしたモータースポーツや自動車全般を主に、陸海空の交通に関するハード&ソフトの両面について取材活動や執筆制作活動を展開。
    車については乗用車はもちろん、商用車、トラックや特殊車両まで守備範囲は広い。
    モータースポーツは主催者側と参加者側の両方を経験して現在に至る。
    北海道出身、東京都在住。
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