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| PROFILE |
Author:斉藤@編集室。
スーパー耐久をはじめとしたモータースポーツや自動車全般を主に、陸海空の交通に関するハード&ソフトの両面について取材活動や執筆制作活動を展開。 車については乗用車はもちろん、商用車、トラックや特殊車両まで守備範囲は広い。 モータースポーツは主催者側と参加者側の両方を経験して現在に至る。 北海道出身、東京都在住。
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| 九州のモータースポーツに光明(?) |
2006年のレース業界は、新春早々にMINEサーキット閉鎖という残念なニュースが飛び込んできて、特に西日本・九州のモータースポーツ愛好家やファンには大きな衝撃を与えました。
衝撃の余波は未だ収まっていないようで、サーキット跡地を買収したマツダに対して、コース営業やレース事業の存続を訴える署名活動なども行われているようです。
そんな状況ではありますが、今日はひとつ明るい話題を。 ※既に九州や中国地方の方々はご存じかと思いますが・・・
●佐賀県脊振(せふり)村がサーキット場建設を誘致
2005年12月16日付けの佐賀新聞に掲載された記事です。
それによると、県北東部に位置する脊振村が、大作(おおさこ)地区にある約100ヘクタールの土地に「九州サーキット(仮称)」の建設を誘致しているというのです。
この計画は東京のコンサルティング会社が同村に提案、村では実現に向けて住民説明会を既に数回行っており、サーキット運営に携わるオーナーをコンサルティング会社が募っているという状況だそうです。
計画ではコース全長は約3,700m(岡山国際サーキットとほぼ同じ)、メインストレート700m、バックストレート1,050mで、「フォーミュラ・ニッポン」級のレースイベントを開催可能とのこと。
なかなか興味をそそる内容ですね。
もうちょっと調べてみたのですが、まずは立地条件から。
佐賀県脊振村、正直なところ初めてその名を聞く方がほとんどでしょう。 はなわさんのお蔭で(?)知名度が劇的に向上した佐賀県ですが、脊振村は位置的にはむしろ 福岡県という感じです。
この地図をご覧いただければ、なぜそのような表現になるのかご理解いただけると思います。
九州自動車道から分岐する長崎自動車道からのアクセスも悪くない場所。
気になるのは九州最大の都市・福岡市からのアクセスですが、市の中心部ということでJR博多駅を起点とした場合、脊振村までの距離は約52km。 ちなみにMINEサーキットまでは約125km。 ということで、福岡市内からは1時間少々あればアクセスできるという利便性があることになります。 なお、佐賀県ではありますが、佐賀空港(有明佐賀空港)からは120km程度の距離があります。
ちなみに私自身も九州道〜長崎道を走ったことが何回かありますが、とても走りやすく快適な道のりだったことを覚えています。
この脊振村は周辺町村と合併して、来る3月20日からは神埼市となります。新しい市にとっても、観光の目玉としてサーキット建設は有効活用できると思います。
また、福岡に近いということは、関東や関西からのアクセス性も高いということ。 東京〜福岡は一日に何便も飛行機が就航していますし、ローカル線に比べて運賃も安かったりします。 関西からですと飛行機に加え、新幹線という選択肢もありますね。 福岡発の飛行機や新幹線は最終便も比較的遅い時間なので、レース終了後にドタバタする心配もありません。
宿泊の面でも、それこそ福岡市内には数多くのホテルが高級なものからリーズナブルなものまでありますし、ドライバーさんたちには九州最大の歓楽街"中洲"の存在も嬉しいことでしょう(^^;。
メカニックさんなどはもっと近い場所に泊まりたいでしょうから、その場合は鳥栖市や久留米市という選択肢もあります。
私は久留米市には何度か泊まったことがありますが、街も大きくてファミレスも沢山ありますから遅い時間の食事も心配なし。市内のホテルは5千円程度で良い場所がありました。
「九州サーキット」実現に向けては、まだまだ幾多の困難が予想されます。
まず何と言ってもオーナーが見つかるかどうか。 サーキット経営は難しいということが定着してしまっているようなので、あえて全く新しい経営手法を自動車やレースに関係やしがらみの薄いオーナーさんが実践してみると、モータースポーツ業界にも良い改革をもたらしてくれそうな気がします。
また、地元住民にモータースポーツやサーキットを正しく理解して頂くことも必要です。 騒音問題なども含めた懸念される事柄を、ひとつひとつ徹底的に相互理解していく作業は絶対に必要です。この点については行政の力の見せ所かもしれません。
何と言っても立地条件的に優れている計画なので、ぜひ実現してほしい「九州サーキット」。 実現に向けて動いている方は元々モータースポーツ/サーキット業界の方ですし、行政や地元経済界などと上手く協力体制を構築しつつ、従来の枠や形に捕らわれないモータースポーツ/サーキット運営で魅力的なフィールドを造り上げて頂きたいと思います。
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