トヨタラウム
皆さんはお風呂で使っているシャンプーとリンスのボトルに、ちょっとした違いがあることをご存じでしたか?
私は恥ずかしながら全然気にも留めていなかったのですが、基本的にシャンプーのボトルには小さな突起がついているそうです。
これは目の不自由な方がメーカーに提案したのがキッカケだそう。
同じ形状のボトルでは、どちらかシャンプーでどちらがリンスなのかを判別できないので、何とかならないでしょうか、と。
メーカー側としてはシャンプーのボトルには突起を設けることで触感で判別できるようにしました。
当然、健常者もシャンプーの時には目を閉じている人が大半なので、結果として誰にとっても便利なものになったわけです。
これこそ、ユニバーサルデザインの好例ですね。
ユニバーサルデザインとは1990年代に入ってから普及した概念で、人種や体格、利き手、年齢、性別、障害の有無などに関わらず、誰にとっても使いやすいデザイン、という思想です。
事実、シャンプーの例では発端は目の不自由な方の提言でしたが、結果として誰もが使いやすくなったのは間違いありませんね。

そこで、今回ご紹介する一台は、トヨタラウムです。
センチュリーからパッソまで、多種多様な車がラインナップされているトヨタの中では、少々地味な存在のラウム。
初代モデルのデビューは1997年5月で、2003年5月に現行モデルへとバトンタッチされました。
特徴はデビュー当初からの2ボックススタイルに、ヒンジ式の前ドアとスライド式の後ドアを組み合わせている点。
現行モデルでは左側についてはパノラマオープンドアと呼ばれるセンターピラーレス構造になり、驚異的に広い開口部を誇ります。
このラウムには、ユニバーサルデザインの思想が色濃く反映されています。
その恩恵は車に乗り降りする時にも充分に享受でき、車内のあちこちに設けられたアシストグリップが乗降動作を楽なものにしてくれます。
特に高齢者にとっては嬉しい点でしょう。
開口部が大きいのもメリット。
杖をついていたりしても乗りこみやすいですし、無理に腰をまわしたり、身体をかがめる必要がないことは誰もが楽な姿勢で乗降できる効果を生んでいます。
小さな子供がいてチャイルドシートを使う際も、お母さんが子供を楽に乗り降りさせることが出来るでしょう。
また、ウェルキャブとして設定されている回転シート仕様では、他車の回転シート仕様車とは比較にならないほど乗降性能に優れています。
室内空間は高めの車高もあり広々としたもの。大人4人がキチンとした姿勢で窮屈な思いをせずに乗車できるので、長距離ドライブでも苦痛を伴うことはないでしょう。
また、カーゴスペースも使いやすく、充分なキャパシティを有しています。
エンジンは排気量1,496ccの直列4気筒。これにインパネからスタッカード式のセレクターレバーが生えた4速オートマチックを組み合わせます。
駆動方式はFFと4WDをラインナップ。降雪地需要にもきちんと対応しています。
ご推察の通り、この車にはエモーショナルな部分は皆無と言っても良いかもしれません。
痛快なハンドリングを楽しめるわけではありませんし、強烈な動力性能で周囲の交通をリードするようなことも出来るわけではありません。
デザイン的にも奇をてらった部分はなく、とてもオーソドックスにまとめられています。
そのためか、デビュー直後に一瞬だけ自動車メディアに取り上げられて以降は、すっかり雑誌の誌面を飾る事もなく、日陰の存在になっています。
しかし、このような車にこそ注目していく必要があるのではないでしょうか。
これから高齢化社会が進んでいく中、例えば「おじいちゃん、おばあちゃんが乗りやすい車」という理由は、エンドユーザーが車を購入する動機として非常に強いものになってくる可能性が高いでしょう。
もとより、最初に述べたように「ユニバーサルデザイン」とは限られた誰かのためのものではありません。
誰もが使いやすいこと、というのは、特殊なキャラクター(例えばスポーツカーとか)の趣味性が強い車種は別にして、自動車という"道具"にとってはとても大切なことであるからです。
ましてや自動車は多種多様な人が自ら運転する乗り物。
使いやすさは安全性にも直結する部分です。
市中のディーラー店頭にもなかなか展示車が無いのは残念ですが、ぜひ一度トヨタラウムに触れてみてほしいと思います。
もし購入を検討されるのであれば、トヨタレンタカーでは設定があるようなので、1泊2日くらいで借り出して、ご家族と一緒に使い勝手を徹底的に確認されてみるのも良いかと思います。
車高が1500mm以下、もちろんボディは5ナンバーサイズなので、立体駐車場や狭い道でも使いやすく、私としては自信を持ってお勧めできる一台だと思います。
ただし、この車は残念ながら下取りは安いでしょうから、長く乗られる事を合わせてお勧めします。
●ラウム・ユーザーさんのブログ
「かいじゅうたちのいるところ 」
私は恥ずかしながら全然気にも留めていなかったのですが、基本的にシャンプーのボトルには小さな突起がついているそうです。
これは目の不自由な方がメーカーに提案したのがキッカケだそう。
同じ形状のボトルでは、どちらかシャンプーでどちらがリンスなのかを判別できないので、何とかならないでしょうか、と。
メーカー側としてはシャンプーのボトルには突起を設けることで触感で判別できるようにしました。
当然、健常者もシャンプーの時には目を閉じている人が大半なので、結果として誰にとっても便利なものになったわけです。
これこそ、ユニバーサルデザインの好例ですね。
ユニバーサルデザインとは1990年代に入ってから普及した概念で、人種や体格、利き手、年齢、性別、障害の有無などに関わらず、誰にとっても使いやすいデザイン、という思想です。
事実、シャンプーの例では発端は目の不自由な方の提言でしたが、結果として誰もが使いやすくなったのは間違いありませんね。

そこで、今回ご紹介する一台は、トヨタラウムです。
センチュリーからパッソまで、多種多様な車がラインナップされているトヨタの中では、少々地味な存在のラウム。
初代モデルのデビューは1997年5月で、2003年5月に現行モデルへとバトンタッチされました。
特徴はデビュー当初からの2ボックススタイルに、ヒンジ式の前ドアとスライド式の後ドアを組み合わせている点。
現行モデルでは左側についてはパノラマオープンドアと呼ばれるセンターピラーレス構造になり、驚異的に広い開口部を誇ります。
このラウムには、ユニバーサルデザインの思想が色濃く反映されています。
その恩恵は車に乗り降りする時にも充分に享受でき、車内のあちこちに設けられたアシストグリップが乗降動作を楽なものにしてくれます。
特に高齢者にとっては嬉しい点でしょう。
開口部が大きいのもメリット。
杖をついていたりしても乗りこみやすいですし、無理に腰をまわしたり、身体をかがめる必要がないことは誰もが楽な姿勢で乗降できる効果を生んでいます。
小さな子供がいてチャイルドシートを使う際も、お母さんが子供を楽に乗り降りさせることが出来るでしょう。
また、ウェルキャブとして設定されている回転シート仕様では、他車の回転シート仕様車とは比較にならないほど乗降性能に優れています。
室内空間は高めの車高もあり広々としたもの。大人4人がキチンとした姿勢で窮屈な思いをせずに乗車できるので、長距離ドライブでも苦痛を伴うことはないでしょう。
また、カーゴスペースも使いやすく、充分なキャパシティを有しています。
エンジンは排気量1,496ccの直列4気筒。これにインパネからスタッカード式のセレクターレバーが生えた4速オートマチックを組み合わせます。
駆動方式はFFと4WDをラインナップ。降雪地需要にもきちんと対応しています。
ご推察の通り、この車にはエモーショナルな部分は皆無と言っても良いかもしれません。
痛快なハンドリングを楽しめるわけではありませんし、強烈な動力性能で周囲の交通をリードするようなことも出来るわけではありません。
デザイン的にも奇をてらった部分はなく、とてもオーソドックスにまとめられています。
そのためか、デビュー直後に一瞬だけ自動車メディアに取り上げられて以降は、すっかり雑誌の誌面を飾る事もなく、日陰の存在になっています。
しかし、このような車にこそ注目していく必要があるのではないでしょうか。
これから高齢化社会が進んでいく中、例えば「おじいちゃん、おばあちゃんが乗りやすい車」という理由は、エンドユーザーが車を購入する動機として非常に強いものになってくる可能性が高いでしょう。
もとより、最初に述べたように「ユニバーサルデザイン」とは限られた誰かのためのものではありません。
誰もが使いやすいこと、というのは、特殊なキャラクター(例えばスポーツカーとか)の趣味性が強い車種は別にして、自動車という"道具"にとってはとても大切なことであるからです。
ましてや自動車は多種多様な人が自ら運転する乗り物。
使いやすさは安全性にも直結する部分です。
市中のディーラー店頭にもなかなか展示車が無いのは残念ですが、ぜひ一度トヨタラウムに触れてみてほしいと思います。
もし購入を検討されるのであれば、トヨタレンタカーでは設定があるようなので、1泊2日くらいで借り出して、ご家族と一緒に使い勝手を徹底的に確認されてみるのも良いかと思います。
車高が1500mm以下、もちろんボディは5ナンバーサイズなので、立体駐車場や狭い道でも使いやすく、私としては自信を持ってお勧めできる一台だと思います。
ただし、この車は残念ながら下取りは安いでしょうから、長く乗られる事を合わせてお勧めします。
●ラウム・ユーザーさんのブログ
「かいじゅうたちのいるところ 」