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| PROFILE |
Author:斉藤@編集室。
スーパー耐久をはじめとしたモータースポーツや自動車全般を主に、陸海空の交通に関するハード&ソフトの両面について取材活動や執筆制作活動を展開。 車については乗用車はもちろん、商用車、トラックや特殊車両まで守備範囲は広い。 モータースポーツは主催者側と参加者側の両方を経験して現在に至る。 北海道出身、東京都在住。
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| 車を「飯の種」にするということ |
今日配信されたニュースの中に、考えさせられる内容のものがありました。
高知新聞の「高知通運系また飲酒運転」という記事です。
皆さんは1999年に東名高速道路上り線の東京料金所手前で発生した交通事故を覚えていらっしゃいますか?
渋滞で停車中の車列に酒酔い運転の大型トラックが突っ込み、炎上した乗用車に乗っていた子供2人が亡くなったという痛ましい事故です。 この事故が契機となって、飲酒運転や著しい速度超過などに起因する事故加害者を罰する「危険運転致死傷罪」が新設されました。
この事故を起こしたのが高知の運送会社、高知通運。
東名高速での事故を伝える報道で、「高知なす」と書かれたトラックを記憶されている方も多いことでしょう。
事故後の報道で大型トラック運転手の飲酒が日常的に行なわれていることが報道番組などで糾弾されました。 テレビでは頻繁に東名高速事故の時の映像が流され、「高知なす」のイメージを悪化されるという結果も生みました。
そして事故から4年後の2003年、なんと同社の取締役が酒気帯び運転で追突事故を起こしたのです。 業務中の事故ではないので行政指導などは行なわれませんでした。 しかし、取締役という立場にある人がこのような事故を起こしたことは許されるはずがありません。
結果的に高知通運は、「高知なす」でお馴染みの高知県園芸農業協同組合連合会から81年間に渡って結び続けてきた輸送契約を解消されるという大きなペナルティを受けました。
これは予想するに、経営的には大打撃だと思います。
しかし、全社的に真摯に反省し、自動車輸送という業務を行なう会社として絶対に飲酒運転はもちろん、事故の再発を防ぐしか会社生き残りの道は無かったことでしょう。
ところが。
今回、同社の子会社社長が飲酒運転で警察に摘発されていたことが発覚したのです。
2回目は取締役、3回目は子会社の社長。
責任ある立場の人がこのような有り様。現場の運転手がいくら真面目に安全運転に努めても、会社の信頼は地に落ちたのは間違いないでしょう。
自動車を「飯の種」にしているという意味では、モータースポーツなどに携わっている私なども同じです。
レーシングドライバーさんの中には、一般道路で「●●から××まで、▲▲分で行けたよ〜」なんていう武勇伝を自慢する人も未だにいますが、JAFライセンスがあっても運転免許が無ければレースに出場できないということを知らないのでしょうか。
また、サーキットで作業終了後にビールを飲んでいるチームスタッフの姿も時に見かけます。運転手役の飲酒しないスタッフが残っていれば良いのですが…。
私も、末端ではありますが自動車やモータースポーツに携わっている者として、改めて安全運転への一層の自覚を持とうと思ったニュースでした。
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