ホンダゼスト

昨日は早寝をしたので、今日は妙に早起き・・・。

午前6時すぎには目が覚めたのですが、外はよい天気で気持ちよい感じ。
だからといって、外に出て何かをしたわけではないのですが。。。


ホンダゼスト (1)


さて、今日ご紹介する車は、去る2月23日に発表・発売されたホンダゼスト

ご覧の通り、背の高いマルチパーパス系の軽自動車です。
ホンダには従来から、同じカテゴリーの車種としてザッツがありますので、ゼストは後継車種かと思われたのですが、営業戦略的な観点から両車は併売となっています。
価格的にザッツが普及型で、ゼストがやや上級な位置づけという感じでしょうか。

ゼストの特徴は、アグレッシブなスタイリング。
ザッツはプレーンな感じであるのに対して、今どき流行の「チョイワル系」な雰囲気を醸し出しています。

ホンダゼスト (2)


特徴としては、ホンダお得意のフロア低床化により、室内空間の特に高さ方向を拡大。無闇に車体の全高を増やすことなく、実効空間を拡げて使い勝手と居住性、乗降性能を向上させました。

その一端として、カーゴスペースの拡大を謳っています。
テールゲートの開口面積はクラストップ、低いフロア高と余裕の上下空間寸法によって、嵩張るものの荷役性能を向上させています。
ただし、やや天地に大きなテールゲートは開閉作業に力を要する感じもしますし、開閉時には車両の後部にある程度の空間が必要になります。

メカニズムについては基本的に既存技術の流用。
エンジンはライフと同じP07A型で、ターボとノンターボの2種類を用意。
スペックはターボが47kw(64ps)/93N・m(9.5kg-m)、ノンターボは38kw(52ps)/61N・m(6.2kg-m)となっています。
ちなみにこの数値はザッツに搭載されているエンジンと同一ですが、ザッツのエンジンはSOHC4バルブであるのに対して、ゼストライフはSOHC2バルブという違いがあります。気筒数はともに3気筒です。

また、ミッションはゼストライフが4速オートマチックであるのに対して、ザッツは3速オートマチックです。地方在住ユーザーなど、高速領域や高回転域を多用するシチュエーションが多い場合には4速仕様の方が燃費や騒音の面で有利なのは明らかでしょう。

3車を価格帯で比較すると、次のようになります。

●ターボエンジン車
 ゼスト : 1,312,500円(G-type・FF) 〜 1,575,000(W-type・4WD)
 ライフ : 1,239,000円(F-type・FF) 〜 1,470,000円(DIVA・4WD)
 ザッツ : 1,227,450円(TURBO・FF) 〜 1,353,450円(TURBO・4WD)

●ノンターボエンジン車
 ゼスト : 1,039,500円(N-type・FF) 〜 1,417,500(W-type・4WD)
 ライフ : 987,000円(C-type・FF) 〜 1,365,000円(D-type・4WD)
 ザッツ : 1,085,700円(FF) 〜 1,211,700円(4WD)

このように、ゼストライフザッツという価格ヒエラルキーを伺い知ることが出来ますが、購入にあたっては同じような価格帯という位置づけも出来るので、悩ましいところもあるかもしれません。


本田技研工業は従来3チャネルあった販売系列を統一することになり、既に旧来の「プリモ店」「ベルノ店」「クリオ店」という展開は消滅しました。
これからは統一された「ホンダ店」で全車種を販売することになり、新販売網構築後の新車第一弾がゼストということになります。

これまでは地域密着型の「プリモ店」が軽自動車販売の主力でしたが、都市部では販売力が弱いこともあって、このような販売策に転換したのでしょう。


では、「ゼストってどうなの?」と聞かれたとしたら・・・。

個人的には実は実車に触れる機会はあったのですが、走らせていないのでコメントに窮する部分もあります。
ですから無責任なようですが、興味のある方は販売店で3車種を実際に比較されてみてから決断することをお勧めします。

私的感想としては「・・・」。
"軽自動車のステップワゴン"という印象が強いゼストですが、いま一つコンセプトの面でも訴求力が弱いような感じがします。

デザインも「デ・ジャ・ヴ」な感じが拭えませんし、「ゼストでなければ!」と思わせる部分が弱いように思います。
販売現場でも、3車種の軽自動車の違いを的確に判断して、来客にどれが最適なのかを見出すのには苦労するのではないでしょうか。まして、魅力的な車種が増えてきている軽自動車市場、他社ライバルと比較したときにゼストが強くアピールできるポイントとは??

スタイリングが気に入ったのであれば、購入を迷うことはありません。
そうでなければ、先に書いた様に3車種を実際に検証してみること。
さらに車を"道具"と割り切って使うのであれば、値引き交渉の材料が増えたという捕らえ方もあるかもしれません。3車種と他社ライバルを上手く絡めて交渉できるかと思います。


ゼストはデビュー直後ということもあって、テレビコマーシャルも頻繁に見かけます。
木梨憲武さんオセロの中島知子さんが夫婦役で出演されているものですが、あのセンスは・・・。

東京タワーが2つになって、見に行ったら"子供"が出来て3つになっていた。その3つの大きな金色の模型をお土産(?)に買って、背の高いタワーの模型を楽に積める・・・。

なんなんだろう、このセンス・・・。

"クルマ好き"という人種に限らず、市場が本田技研工業に求めているのは、こんなセンスじゃないような気が・・・。

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ゼストでなければ・・・

わが意を得たり・・・という感じです。とりあえず普段から世話になっている近所のプリモヘ先週、行ってきました。まだ試乗車の準備は出来てなかったので試乗はしてないのはどうようですが、確かにこれでなければという感じは受けませんでした。
いつものように運転席に乗り込んでポジションを決め、後席にすわって余裕を見ると・・・確かに広い。膝元の余裕は十分だし、この状態でカーゴスペースも4人分の手荷物は十分置けますね。はは、我がビートとはえらい違い。道具として使うには本当にこれ以上何が必要かと思えます。
我が家で、時期愛車を購入するとすれば嫁の足代わり。スタイルとかが御意に適えば「買い」。だめなら他車。まあ、セールスマンも出たばっかりの車を薦めず、出てもいないストリームを薦めてましたから(もっとも、今ビートの他ガイアもあるんで、ミニバンの代替というのがあるのでしょうが)・・・それにしても大丈夫か、ゼスト?

>道具として使うには本当にこれ以上何が必要かと思えます。

様々な制約の下で開発される軽自動車の場合は、各メーカーにとって腕の見せ所になってくるはずです。
「痒い所に手が届く使い勝手の良さ」や、軽自動車という枠を超えた走行性能、限られた外寸の中で如何に卓越したエクステリアを実現できるか、同様に限られた寸法の中で如何にパッケージング効率を高めるか・・・。

いずれにしても、"独自性"は大切な要素。
もちろん「買い得感」という訴求方法もあるはずで、例えスタイルなどが他に似ていようとも、実用性能に優れ、ライバルに勝る価格設定で勝負する、というコンセプトもアリなわけです。

しかし、資料を読んで、実物に触れてみても、どうにも訴求力が弱かったり、掲げているコンセプトがボヤけている場合もあるわけで、そのような車は必然的に注目度も下がってしまいます。

特に全く新しいブランドネームを掲げてデビューする車種は、初代で方向性を明確に見せられないと苦労する結果になってしまうかもしれませんね。
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斉藤@編集室。

  • Author:斉藤@編集室。
  • スーパー耐久をはじめとしたモータースポーツや自動車全般を主に、陸海空の交通に関するハード&ソフトの両面について取材活動や執筆制作活動を展開。
    車については乗用車はもちろん、商用車、トラックや特殊車両まで守備範囲は広い。
    モータースポーツは主催者側と参加者側の両方を経験して現在に至る。
    北海道出身、東京都在住。
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